TKTXなど、麻酔クリームの使用方法を知らないで施術前に塗るのは絶対にやめてください。
麻酔クリームは適当に塗ったりすると麻酔効果が半減して、結局は痛い思いをします。
TKTXなどの麻酔クリームを最大限活用するためには、使い方の知識と事前準備が重要です。
この記事では麻酔クリームを塗る前に準備するものや、塗り方などの使用方法をまとめてみました。
この記事を読むだけでTKTXなど、麻酔クリームの使い方が全て分かるようになっています。
ぜひ参考にしてみてください。
TKTX麻酔クリームを長期にわたり愛用し、TKTXシリーズは全て体験済み。新シリーズが出るとすぐに使用して効果効能を把握する徹底ぶりは業界でも評判が高い。TKTXクリームの正しい使用方法を普及させ、痛くないタトゥーのトレンドを作った一人でもある。
目次
麻酔クリームを塗る前に事前に準備する5つのアイテム
TKTXなど、麻酔クリームを実際に使用する前にまず準備しておくものがあります。
必要な物は全部で5つ、いずれも身近にあるものなのですぐに準備は可能だと思います。
・剃刀(カミソリ)
・消毒薬
・ラップ
・テープ
・コットン(タオル類)
・剃刀(カミソリ)
肌荒れ(傷)がしにくい剃刀を準備してください。
※傷がつくと塗ることができなくなります。
・消毒薬
肌を消毒するために利用するものなので、人体に害がない物を選択してください。
これは薬局で手に入る消毒液で十分で、新型コロナなどで消毒を行っている今はすでに手元にある方も多いと思います。
・ラップ
クリームの乾燥を防ぐために利用するもので、家庭用のサランラップで大丈夫です。
・テープ
ラップを止めるために必要で、セロハンテープでも可能ですが、肌がかぶれたりする方もいるため、医療用テープ(100均にもあります)がおすすめです。
・コットン(タオル等でも可能)
クリームなどをふき取るためのもので、清潔な物を2〜3枚用意してください。
麻酔クリームの使用前に肌を綺麗にする
TKTXなどの麻酔クリームは、患部(肌)に直接塗って使用するものです。
そのため、使用する前にクリームを塗る場所を事前に清潔で綺麗な状態にしておくことが必要です。
これは肌にクリームの成分が浸透しやすくするとともに、きちんと塗れる状態にするためです。
タトゥーなどの場合は彫る場所にもよりますが、広範囲であればお風呂などに入って、狭い範囲であればアルコールなどで肌の消毒をするとともに綺麗にする必要があります。
麻酔クリームを塗る前にムダ毛の処理は重要
消毒を行う前に該当する箇所に毛が生えているようでしたら、ムダ毛の処理も行っておく必要があります。
理由としてはクリームをムラなく綺麗に塗ってその効果を十分に引き出すためです。
刺青を彫る際にも毛が生えていると邪魔になることが多いため、ムダ毛の処理は重要です
注意点としては、カミソリや毛抜き、ブラジリアンワックスなどでムダ毛の処理をした際に肌に傷がついてしまうと、タトゥーを綺麗に彫ることができず、場合によっては施術が延期になってしまう可能性があります。
また、傷口への麻酔クリーム使用もあまり推奨できるものではありません。
そのため、ムダ毛の処理をする際には肌荒れ(傷)を防ぐためにしっかりと専用のクリームやローションを使用してください。
※石鹸・ボディソープなどでも代用可能です。
麻酔クリームの正しい使い方5STEP
①事前準備のムダ毛処理
剃刀やシェーバーなど「剃る」物でしたら何でも大丈夫ですが、肌を傷つけないようにクリームやボディソープなどを肌に塗って、刃を滑らせるようにして処理をしてください。
注意点としては毛抜きで抜いたり、脱毛薬(ブラジリアンワックスなど)で、肌を傷つける(毛穴が開いてしまう)行為は禁止です。
②患部の消毒をする
クリームを塗る前に対象の場所を消毒するため、消毒液でタトゥーを入れる部分全体を消毒していきます。
③TKTX皮膚表面麻酔クリームを患部に塗る。
肌の消毒が出来たら、いよいよクリームを塗ります。
この際に塗る麻酔クリームの厚さにムラがあると、麻酔の効果時間や麻酔強度に多少影響が出てしまいます。
必要以上にべったりと厚塗りする必要はなく、一度薄く塗った後に再度、肌が見えないぐらいの厚さで、均等に塗るのがコツです。
④麻酔クリームを塗ったまま一定時間置く
クリームを塗ったら乾燥を防ぐためにラップで巻いて60分ほどそのままの状態で放置します。
※最大でも120分以上は放置しないでください。
家庭用のサランラップで十分ですが、クリームが乾燥してしまわないようにしっかりとテープで密閉状態にしてください。
⑤準備完了
一定時間経過後、ラップをはがしてクリームをきれいにふき取ったら準備完了です。
麻酔クリームは塗ったらすぐに効果が出るというものではなく、効き始めるまでにある程度時間が必要となります。
効果時間は100分~200分ほど継続し、最初の1時間が一番効果が強く表れ次第に弱くなっていきます。
タトゥー(刺青)を彫る予約時間をみて時間の調整をして事前に塗るようにしてください。
初めてのTKTX(麻酔クリーム)は55%がおすすめ
TKTX麻酔クリームは20%〜100%までと種類が豊富にあります。
この%が表しているのはクリームに含まれている麻酔成分の濃度で、それがそのまま麻酔の強さを表しています。
数字が高いほど麻酔効果も高いのですが、人によっては肌荒れやアレルギーなどの副作用も出ることがあります。
初めての方やワンポイントタトゥーを入れる方であれば、弱いものから自分に合うものを試していくのが最良です。
なぜなら、配合されている麻酔成分量が少ないほど、肌にかかる負担が少なくなるからです。
ただ、痛みが苦手といった方はある程度の強さがないと痛みを感じてしまうため、初めて麻酔クリームを使われる方は濃度「55%」を選ばれる方が多いです。
※肌が弱い方は事前にパッチテストをしてから使用してください。
麻酔クリームの使用は自己責任
TKTX麻酔クリームで一番高い濃度は現在(2024年時点)で100%となり、強力な麻酔効果があります。
製品化する際に副作用の出る可能性は低くなっていますが、高濃度ほど副反応が出る可能性は高くなってきますし、薬品との相性や元々の個人の体質などもあるため、きちんと商品の特性を把握して利用してください。
TKTX麻酔クリームをはじめ、麻酔クリームを使用するのは基本的に自己責任となりますので、安全に使用する為に、どの濃度であっても初めて利用する方は、事前にパッチテストをするなど対策をしてください。
TKTXなど麻酔クリームを使用するうえでの注意点
TKTX麻酔クリームは塗るだけで簡単に、皮膚表面に局所麻酔の効果を発揮してくれる便利なアイテムです。
初めてタトゥーを入れる方、できるだけ痛みは少ないほうが良いという方にとって心強い味方となってくれます。
しかし、適当に塗ればよいというものでもないため、使用上の注意を守って利用してください。
最後に、利用に関する重要な点として、麻酔クリームを使用する場合は「彫師さんに必ず相談のうえ使用する」ことを守ってください。
その理由は、彫師さんはお客さんの表情や体の反応を見ながら針を入れている方もいて、麻酔で痛みが麻痺した状態ですと、お客さんの本当の状態が分かりにくくなったりします。
麻酔クリームを使用することによって色の乗りなどが変わってくる場合もあるため、施術前の使用に関しては必ず相談をしてください。
また、麻酔クリームについては下記の内容も注意しましょう。
⇒ タトゥー(刺青)とお酒!施術前日や施術直後は飲んで大丈夫?
麻酔クリームの正しい使用方法:まとめ
今回はTKTXなどの麻酔クリーム使用に関する方法と事前準備についてお伝えしました。
麻酔クリームを使用する際に準備するものは、身近にもあって揃えるのも簡単な剃刀(カミソリ)、消毒薬、ラップ、テープ、コットン(タオル類)となります。
そして、患部のムダ毛を処理して消毒、クリームを適量塗ってラップで放置してふき取るだけといった簡単な方法で麻酔効果を得ることができます。
タトゥーはこれまで麻酔なしで施術するのが一般的とした考えが強かったですが、近年はライト層の参入増加によって高品質な麻酔クリーム「TKTX」シリーズが登場しています。
TKTXクリームを上手く使って、素敵なタトゥーを入れておしゃれを楽しんでいただければと思います。