ピアスをあけたいけれど痛いのは苦手という方は多いと思います。
そんな悩みを解決するために麻酔クリームが役に立ちます。
この記事では皮膚表面麻酔クリームがピアス施術にどれほど効果があるのか、また、効果が得られにくい場合はどのような状況なのかについて詳しく解説します。
TKTX麻酔クリームを長期にわたり愛用し、TKTXシリーズは全て体験済み。新シリーズが出るとすぐに使用して効果効能を把握する徹底ぶりは業界でも評判が高い。TKTXクリームの正しい使用方法を普及させ、痛くないタトゥーのトレンドを作った一人でもある。
目次
ピアス施術における麻酔クリームの基本
ピアスを開ける際の痛みを和らげる方法の一つとして、麻酔クリームがあります。
皮膚表面麻酔クリームには、リドカインやプリロカインなどの麻酔成分が含まれています。
これらは、皮膚に塗布されることで、施術部位の神経終末に作用し、痛みの伝達を一時的にブロックします。
使い方はクリームを施術の約30分程度前に肌に塗布し、さらにプラスチックラップ等で覆うことで麻酔クリームの効果を高めることが推奨されています。
しかし、麻酔クリームが全ての部位で効果的に働くわけではありません。
その理由や、効果が期待できない場合についても見ていきましょう。
TKTXでピアス施術も痛み軽減?与える影響
麻酔クリームとして人気のある「TKTX」クリームを参考に説明をしていきます。
そもそも麻酔クリームによる痛み軽減効果は個人差があります。
一般的には、クリームを塗布してから30分〜1時間程度待つことで、ピアス開けの際の痛みを軽減することが期待できます。
ただし、効果や持続時間は個人の皮膚の状態や感覚によって異なることを理解しておきましょう。
▼効果が得られにくい場合
麻酔クリームの効果が十分に得られない場合には、以下のような理由が考えられます。
・クリームの塗布量が不足している
適切な量を塗布しないと、十分な麻酔効果が得られません。
・塗布時間が短すぎる
クリームが肌に十分浸透するには、一定の時間が必要です。
指示された時間より短いと効果が薄れます。
・個人の肌の状態や感受性
皮膚の厚みや個人の痛みに対する感受性によって、麻酔クリームの効果には個人差があります。
麻酔クリーム(その成分)は、その高い麻酔効果から医療手術における麻酔薬としても利用されています。
このことからも、ピアス施術時においても痛みを効果的に軽減する強力なツールであることがわかります。
しかし、上述したような条件を適切に管理することが、その効果を最大限に引き出す鍵となります。
TKTXクリームによる効果的なピアス施術
TKTXを含む麻酔クリームは、ピアス施術などの皮膚に対する小規模な手術において広く使用されています。
これらのクリームは「皮膚表面麻酔」として分類され、その機能は主に皮膚の表層部分に対する麻酔効果に限られます。
これは、クリームが皮膚の最も外側の層に作用し、痛みの感覚を一時的に遮断することを意味します。
しかし、この表面的な麻酔効果は、皮膚のより深い部分や、皮膚を貫通するような施術には不十分な場合があります。
特に、軟骨や鼻中隔のような硬い組織を対象とした施術では、血流が少なく、麻酔薬の浸透が困難であるため、十分な麻酔効果を得ることが難しいとされています。
これらの部位は、一般的な皮膚よりも麻酔薬が届きにくく、施術時の痛みを完全に抑えることができない可能性があります。
加えて、麻酔クリームの効果には個人差が存在します。
人によっては麻酔成分に対する反応性が異なり、同じクリームを使用しても感じる痛みの度合いが大きく変わることがあります。
また、クリームに含まれる麻酔薬の種類によっても、その効果や持続時間に差が生じることがあり、全ての人に均一の効果を提供することは難しいと言えるでしょう。
これらの点を踏まえると、TKTXクリームをはじめとする皮膚表面麻酔クリームを使用する際には、その限界を理解し、特に軟骨部分などの施術に対しては、ある程度の痛みを覚悟する必要があります。
麻酔クリームは痛みを軽減する助けにはなりますが、全ての痛みを完全に取り除くことはできないため、施術に臨む際にはこの点を考慮することが重要です。
安全にピアスを開けるために知っておくべきこと
安全にピアスを開けるためには、施術前に十分な情報収集と準備が欠かせません。
ピアスの施術は、感染症や出血のリスクが伴うため、専門知識を持った施術者によって行われることが重要です。
TKTXなど麻酔クリームを使用してピアスの施術に臨む際には、以下の点に注意してください:
・アレルギー反応
使用前に小さな皮膚部位でテストを行い、アレルギー反応がないことを確認してください。
これにより、施術時に予期せぬ反応が起こるリスクを避けることができます。
・過剰な使用を避ける
指示された量よりも多く使用すると、副作用のリスクが高まります。
過剰な使用は、局所麻酔薬特有の副作用や、さらに深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
指示に従い、必要な量のみを使用することで、これらのリスクを抑えることが可能です。
・施術部位の正確な観察
麻酔クリームを使用することで、施術中の痛みは感じにくくなりますが、これが逆に施術中の異常を見逃す原因になることがあります。
そのため、施術後は施術部位を注意深く観察し、赤み、腫れ、出血などの異常が見られた場合には、速やかに専門家に相談することが重要です。
異常が見られた際には、迅速な対応が感染症の拡大を防ぐ鍵となります。
以上の点に注意して、ピアスの施術に臨むことで、美しく安全な結果を得ることができます。
専門家による施術を選び、アレルギー反応のテストを行い、適切な麻酔クリームの使用を心がけることが、安心してピアスを楽しむための基本となります。
ユーザー体験:麻酔クリームを使ったピアス施術の感想
ここでは実際に体験した方の意見をピックアップしてまとめてみました。
インナーコンクピアスの体験
麻酔クリームを使用してインナーコンクにピアスを開けました。
麻酔のおかげで、痛みはほとんど感じませんでした。
※インナーコンクとは耳の内側中央部分、少しくぼんでいる部位の名前
麻酔クリームの効果と持続時間
ピアスを開ける前に麻酔クリームを塗りました。
効果は約20分~30分ほど持続したと思います。
ピアスを開ける際の不安が大きく軽減されました。
クリニックでの体験
両耳たぶにピアスの穴を開ける際、麻酔クリームの使用が決め手となりました。
施術中の痛みはほとんど感じず、快適な体験でした。
軟骨ピアスの体験
インダストリアル(軟骨ピアス)を開ける際に麻酔クリームを使用しました。
注射の痛みはありましたが、その後のピアッシングはほとんど痛みを感じませんでした。
ピアス穴開け体験
麻酔クリームを塗ってから40分後にピアスを開けました。
痛みは注射程度で、施術後のケアも丁寧に説明してもらえました。
美容外科クリニックでの体験
麻酔クリームを使用してのピアス開けは初めてであり、耳に針を抜き差しする時のチクッとした痛みはあったものの、ピアッシング自体は無痛だった。
麻酔は約3.4時間効いていたが、その後は痛みを感じることはなかった。
まとめ
麻酔クリームは、ピアス施術において痛み軽減の効果が期待できる一方で、効かない部位も存在します。
体の深い部分や、皮膚が厚い場所、軟骨など硬い部分に対してなど、部位によって対応が変わるため、使用する際には専門家に相談して利用するのが一番です。
安全かつ効果的なピアス施術を行うためには、正しい知識と準備が欠かせません。ユーザーの声や専門家のアドバイスを参考にしながら、自分に合った方法でピアス施術を行いましょう。