タトゥーの痛みはいつまで？痛みを消す方法

タトゥーを彫って麻酔が切れた後に痛みが出てくることがあります。

今回、施術後の痛みがいつまで続くのか？といった疑問から、気をつけるべきアフターケアの方法、そしてもっとも重要となる痛みが消えた後の「かゆみ」への対策について解説していきます。
 

タトゥー後の痛みは数日～1週間続く

タトゥーを入れた後にどのくらいの期間、痛みを感じるかは行った施術のサイズや彫りこんだ深さ、また場所によって異なります。

しかし一般的にはタトゥー施術直後から数日間はある程度の痛みが続くとされています。

 
タトゥーは針を使って皮膚にインクを注入するため、皮膚への微小な傷（すり傷）のようなものと考えるとわかりやすいです。

そのため、通常の傷口と同じく皮膚が自己修復を始め、新たな皮膚組織が形成される過程で痛みは発生します。

 
タトゥーのサイズが大きかったり、特に皮膚が薄い部分に施術を行った場合、痛みは数日から1週間ほどで時間とともに徐々に減退していきますが、全く感じなくなるまでには個人差があります。

 

施術後の痛みを和らげる3つの適切ケア

タトゥー施術後の痛みを和らげるには様々な方法がありますがいくつか紹介します。
一つ目は、施術後すぐに冷やすことです。

施術ヶ所を冷やすことで血流を抑え、炎症や腫れの発生を軽減することができます。

この作業にはアイシングパックや冷たいタオルを使うと良いでしょう。

ただし、冷たすぎるものを直接皮膚に当てると、皮膚にダメージを与える可能性があるので、タオルなどで適度に冷却したものを使用してください。

 
二つ目は、十分な休息を取ることです。

身体が回復するためには、適度な休息が必要で、ストレスは身体の炎症反応を引き起こし、痛みを増大させる可能性があります。

そのため、リラックスした状態を保つことが重要です。

 
三つ目は、市販の痛み止めを使用することも一つの選択肢です。

ただし、これらの薬を使用する前にタトゥーアーティストや医師に相談しておくことが重要です。

なぜなら一部の薬は血液の凝固を阻害する作用があり、施術直後の出血を増大させる可能性があるため、注意が必要なのです。

 
また、タトゥーの痛みを和らげるための最善の方法は、適切なケアを行うことです。

タトゥーが入れられた部位を清潔に保つこと、適度な保湿を行うこと、そして過度な摩擦や直射日光から皮膚を守ることが、痛みを最小限に抑え、同時にタトゥーの品質を保つためには重要です。

タトゥーの痛みは避けられない部分ですが、適切なケアと痛み管理法により、その不快感を最小限に抑えることが可能です。

自分自身の身体と向き合い、適切なケアを心がけることで、タトゥーはあなたの身体の一部として美しく、そして健康的に保つことができます。

 

タトゥー施術後のアフターケアの重要性

タトゥー施術後のアフターケアは、痛みや腫れを抑え、インクが肌にしっかりと定着し美しいタトゥーを長持ちさせるために必要不可欠です。

新たに施術されたタトゥー部位は、外傷に対する体の反応として痛みを伴うことがあります。

そのため、適切なケアを施すことで、感染リスクを低減し、皮膚の早期回復を助けることができます。

 
第一に、清潔さの維持が必要です。

新たに施術されたタトゥー部位は清潔に保つ必要がありますが、シャワーをする際も部位が直接水に触れないように注意が必要です。

 
また、タトゥーが完成して肌が乾燥してくると仕上がりに悪影響が出るため、タトゥー専用のローションや軟膏を用いて皮膚を保湿することも大切です。

乾燥は皮膚を硬くし痛みを増大させる可能性がありますが、適度な保湿は痛みを緩和し、皮膚の健康を保つのに役立ちます。

 
次に、紫外線から肌を保護する必要があります。

新しいタトゥーは日光に弱く、UVが皮膚にダメージを与えて色褪せを早める可能性があります。

特に施術直後は皮膚が敏感なため、直射日光を避け、必要ならばUVカットのクリームを使用すると良いでしょう。

 
痛みについてはこちらも要チェック！
「タトゥーで1番痛い場所とは？痛みが消える方法も解説」

 

痛みが無くなった後のかゆみに要注意

いよいよタトゥーが定着し、痛みが収まり始めると、次に多くの人が経験するのがタトゥーを入れた部位のかゆみです。
これは新しい皮膚が形成され、古い皮膚が剥がれ落ちるときによく見られる自然な反応で、傷口にできたかさぶたがかゆくなるのと一緒です。

 
このかゆみ自体はタトゥーが正常に治癒している証拠であり、特に心配する必要はありませんが、これには注意が必要です。

なぜなら、かゆみを感じたときに無意識にタトゥーを掻いてしまうと、皮膚を傷つけてタトゥーの色落ちや形の変化を引き起こす可能性があるからです。

また、強く掻くことで皮膚が傷つき、感染症などのリスクを高める可能性もあります。

 
そのため、タトゥーを彫った場所がかゆくなったときは、皮膚を清潔に保ち、保湿を忘れないようにしましょう。

タトゥー専用のローションやクリームを使用すると、かゆみを和らげることができますが、これらの対策でもかゆみが長く続く場合や、皮膚に異常が見られる場合は、専門の医療機関に相談することをおすすめします。

その他にも注意すべき要点はコチラ
⇒　タトゥー施術後にやってはいけない4つの禁止行為

 

まとめ

タトゥー施術後の痛みとその持続期間は個々の体質や施術部位の大きさによるところが大きいですが、適切なケアとアフターケアにより、痛みを軽減し、早期に回復することが可能です。

また、新たな皮膚が形成され、古い皮膚が剥がれ落ちるときのかゆみにも注意が必要で、保湿と清潔に留意し、かゆみを抑えることが大切です。

これらの注意点を押さえ、美しいタトゥーを長く保つことを目指しましょう。