タトゥーの施術を行う上で色々な疑問や悩みはありますが、お酒を飲めるのか?といった疑問は意外と多いです。
結論からいうとタトゥーを入れる際、その前後でお酒を飲むのは控えるべきです。
その理由や期間について解説します。
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お酒NG期間は前日~数日
タトゥー施術において、その前後でお酒を摂取することは特定の期間においてNGとされています。
その理由はタトゥーの安全性や施術後の回復を考慮するためです。
タトゥーの前後で飲酒禁止となる期間は通常、施術の前日から施術完了後から数日間と意外と長くなります。
なぜなら、お酒は血液を薄くし、出血の増加や血液循環の悪化を引き起こす可能性があるからで、これによって施術時の出血量が増え、タトゥーの品質や仕上がりに悪影響を及ぼすことがあります。
また、お酒は施術後の回復にも影響を与える可能性があります。
アルコールは抗血小板作用や抗凝固作用を持っており、これが血液の凝固能力を低下させることで、傷口の治癒を遅らせてしまう可能性があります。
そのため、施術後の傷口に対して適切な癒着や感染予防をするために、お酒の摂取は控える必要があります。
タトゥーの施術を受ける予定がある場合は、必ず医師やタトゥーアーティストの指示に従って、お酒を控える期間を守ることが大切です。
施術前後の酒制限によって、安全にそして自分だけの素敵なタトゥーを得ることができます。
麻酔クリームにお酒は現金
タトゥー施術において最近、一部の方は麻酔クリームを利用することも増えてきました。
しかし、施術でもそうですが麻酔クリームを塗る際にもお酒の摂取はおすすめできません。
麻酔クリームには局所麻酔薬が含まれており、この成分が皮膚の表面をしっかりと麻痺させる役割を果たします。
その一方でお酒は中枢神経系に影響を与え、意識や感覚を鈍らせる作用があります。
実はこの作用が問題で、麻酔クリームを利用中にお酒を摂取することで、麻酔クリームの効果が正しく発揮されなかったり、感覚が鈍ったままタトゥー施術が行われることになります。
これは、施術中に不必要な痛みを感じたり、違和感を正しく感じることができなくなってしまい施術の進行がスムーズに行かなくなることがあります。
さらに、お酒と麻酔クリームの併用は身体への負担を増加させる可能性があります。
お酒を分解するには水が必要となり、お酒を大量に飲むことで脱水症状を引き起こすことがあり、施術中の体調に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、アルコールは血管を拡張させる作用があるため、傷口の出血や腫れを起こすリスクを高めてしまいます。
そのため麻酔クリームを使う際は、タトゥーアーティストや医師の指示に従い、施術前のアルコール摂取を避けるようにしてください。
こうすることで施術中の安全性と快適さを確保することができます。
タトゥー施術前の注意点
タトゥーを入れる前には注意すべき点を把握しておきましょう。
以下に、タトゥー施術前に気を付けておくべき注意点をいくつか紹介します。
アルコール摂取の制限
タトゥーの施術前日から施術後の数日間はアルコールの摂取を避けるようにしましょう。
アルコールは血液の凝固を妨げ、出血量や回復に影響を与える可能性があります。
脱毛処理を避ける
タトゥー施術前に脱毛処理を行うことは避けてください。
脱毛によって皮膚が刺激されてタトゥーの施術が難しくなることがあります。
※出血など小さな傷口ができてしまうことがある。
快適な服装の選択
施術中に服を脱ぐ必要がある場合のため、施術中も快適な服装を選ぶことが大切です。
十分な睡眠と食事の確保
タトゥーの施術前は、良質な睡眠を確保してください。
十分な睡眠は体力の回復と免疫力の向上に役立ち、施術中の忍耐力や体力の維持にも重要です。
また、施術前に軽食を摂ることもおすすめで、バランスの取れた食事はエネルギーを補給し、体調を整える助けになります。
※施術する場所によっては逆効果の事もあります。
予約時間の厳守
タトゥー施術は時間を要する場合がありますので、予約時間を厳守することが大切です。
一度きりではなく、メンテナンスなども考えると彫り師さんとの信頼関係も後々重要となってくるため、施術のために十分な時間を確保し、急いで施術を受けることのないようにしましょう。
施術前の準備と適切なケアはタトゥーの品質や、その後の回復に大きな影響を与える要素ですので、こうした注意点を心に留めてタトゥーの施術に臨みましょう。
タトゥー施術後の注意点
タトゥーの施術後も、適切な注意とケアが必要です。
以下に、タトゥー施術後に気を付けるべき注意点を紹介します。
清潔な状態の維持
施術後は、タトゥーの周辺を清潔な状態に保つことが重要です。
指示された洗浄方法や抗菌軟膏の注意点に従って感染のリスクを最小限に抑えましょう。
摩擦や刺激の回避
タトゥー施術後は、タトゥーした部位への摩擦や刺激を避けてください。
過度な摩擦や強い刺激は、タトゥーの色落ちや治癒に悪影響を及ぼす可能性があります。
日光や水の制限
タトゥー施術後は、直射日光や長時間の水浴を避けてください。
特に夏場は海やプールに出かける機会があると思いますが、紫外線や水中の化学物質は、タトゥーの色やデザインに良くない変化を引き起こす可能性があります。
※タトゥーの定着後は問題ありません。
適切な食事と水分摂取
施術後はバランスの取れた食事を心掛けて栄養の摂取と十分な水分を補給してください。
適切な水分補給は皮膚の保湿やタトゥーの回復(定着)に役立ちます。
症状や異常の監視
タトゥー施術後は、その後に出る症状や異常に注意を払ってください。
発疹、腫れ、痛み、膿などの症状が長引く場合や、感染の兆候がある場合は、早めに医師やタトゥーアーティストに相談てください。
タトゥー施術後にこうした注意点を遵守することで、タトゥーの美しさを長く保って、適切な回復を促進することができます。
まとめ
タトゥーの施術においてお酒の摂取には注意が必要で、施術前後の期間にお酒を控えることで、出血量の増加や回復の遅れを防ぎ、安全で美しいタトゥーを得ることができます。
また、麻酔クリーム利用時にもお酒の摂取は避けるべきで、麻酔効果を正常に得られない場合があります。
施術前にはアルコールの制限や、脱毛処理など傷ができる行為は避け、快適な服装で挑むなど注意して施術に臨みましょう。
施術後は、肌を清潔な状態に維持し、強い摩擦や刺激を与えることを回避し、日光やプールやお風呂などの水を避け、適切な食事や水分摂取を心掛けてください。
タトゥーは個人の体験や希望を反映したものであり、その施術後には適切なケアと注意が必要です。
医師やタトゥーアーティストの指示に従って、タトゥーの美しさと安全性を確保するための努力を惜しまないことで、自分だけの一生モノのタトゥーを長く楽しむことができます。