タトゥーは若者を中心に人気でファッション性の高いアイテムとなっています。
最近は芸能人やアーティストも好んでタトゥーを入れているため、「いつか入れてみたい!」と憧れを持っている方も増えています。
しかし、タトゥーはその肌に針を入れるといった行為から気を付けるべき点がいくつかあります。
そこで今回はタトゥーの施術後、絶対にやってはいけない禁止行為を紹介します。
これらの行為を避けることで、タトゥーの仕上がりをより高め、肌の健康を守ることができるので、注意が必要なポイントをしっかりと押さえておきましょう。
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目次
タトゥーを入れた状態はすり傷を負った状態
まず初めに知っておくべきこととして、タトゥーは専用の機械を使って体に図柄を刻みこんでいます。
日本人であれば刺青は昔ながらの手彫りのイメージが強いと思いますが、ファッション性の高い「タトゥー」となった昨今では機械彫りが増えています。
この針で図柄を身体に彫りこむといった行為は、身体にとって「擦り傷を負った状態」と同じと言えます。
そのため、この負傷した状態のままタトゥーを入れ終えたらそれで終わりというわけではなく、タトゥーの施術後には、やってはいけない注意点がいくつかあります。
その行為として身近なものとしては次の通り。
タトゥー施術後すぐの飲酒は厳禁
まず、最初に注意すべき点は飲酒です。
多くの方が「お酒を飲んじゃいけないの?!」とがっかりしてしまうかもしれませんが、これはお酒のある作用が問題となるからです。
飲酒をするとアルコールの影響で体が熱くなることがありますが、体温が上昇すると血液の循環も過剰になります。
タトゥーを入れた場所は傷と同じであるため、施術中および施術後の数日間は体液や血液が出てきます。
その状態で血液の量が増えてしまうと、このあふれてしまった体液(血液)によってせっかく入れた図柄がしっかりと定着しない可能性が高まります。
そのため、タトゥーの施術前日および当日はお酒を控えるようにする必要があります。
飲酒が可能になるのは、施術完了後から丸一日が経過した後です。
また、飲む量についても注意が必要で、一気に大量に飲むのではなく、徐々に量を増やしていくようにしてください。
これにより、タトゥーの仕上がりに影響を与えるリスクを最小限に抑えることができます。
温泉・海水浴・プールを避けて感染対策
次に気を付けるべき点として施術直後に温泉、海水浴、プールといった場所は避けるべきです。
なぜなら、この場所は多くの人が集まるため、細菌感染のリスクがあるためです。
タトゥーも傷口と同じであるため細菌が入ってしまえば、化膿の可能性が高まり、思いもよらないトラブルに発展してしまうかもしれません。
タトゥーの施術後には「清潔に保つこと」と「保湿をすること」が最も重要となるので、こうしたリスクが高くなる場所は避けてください。
また、大量の水に浸かることも考慮すべき点の一つで、タトゥーの図柄が流れたり、色が薄れたりする可能性があります。
そのため、温泉、海水浴、プールといった場所は、施術直後には避けることが望ましいと言えます。
タトゥーの美しさや仕上がりを保つために、しばらくは水に直接触れることを控えましょう。
日焼け・サウナでの乾燥や炎症を防ぐ
次に気を付けるべき点は、日焼けとサウナです。
日焼けは紫外線の影響で肌に炎症が生じることがありますが、これも軽い火傷を負っている状態と同じです。
ただでさえ傷がある状態に加えて、強い炎症(火傷)が起こってしまうとどうなるか?
とうぜん肌にもせっかく彫ったタトゥーにも好ましいものではなく悪影響を及ぼします。
日焼けをした後の肌は極度の乾燥状態になっていて、タトゥーの施術後は保湿が非常に重要ですが、乾燥を引き起こすとタトゥーが十分に定着しない可能性があります。
タトゥーの美しさや持続性を確保するために、日焼けによる炎症や乾燥を避けることが重要です。
次にサウナについてですが、先にも触れましたがサウナでは大量の汗をかくため、傷口への影響が心配されます。
サウナでかく汗は体から老廃物が排出されている証拠であり新陳代謝は止められるものではありませんが、ここで問題になるのは「大量に汗をかく」という点。
タトゥーの施術後は患部を過度に刺激することを避ける必要がありますので、サウナはNGと言えます。
以上の理由から、タトゥーの施術後は日焼けとサウナを避けることが重要です。タトゥーの仕上がりや持続性を考えると、これらの行為を控えることが大切です。
激しい運動を避けて早い回復を促す
最後に、施術後の激しい運動は避けてください。
激しい運動をすると体温が上昇し、体温の上昇は血液の量を増やし、汗は清潔さに欠ける状態になり、タトゥーを入れた傷口を荒らしてしまう可能性があります。
タトゥーを入れた後のアフターケア方法は、彫師によっても多少異なりますが、患部をしばらくラップで保護(保湿)する方法を勧める方もいます。
ただし、このラップを巻く方法には注意が必要で、ラップは患部を保護(保湿)する役割を果たしますが、大量の汗をかくと、肌荒れのリスクが増加してしまいます。
施術後は激しい運動を避けて肌の回復とタトゥーの定着を優先させるため、身体への負荷を軽減することを第一に考えてください。
適度な休息と穏やかな運動に留めることで、タトゥーの美しさを長く保つことができます。
まとめ
今回は、タトゥー施術後の禁止行為について説明してきましたが、これらの行為は主に施術直後に避けるべきものであり、タトゥーが肌にしっかりと定着した後は問題ありません。
タトゥーが肌に完全に定着するまでには、入れたデザインの大きさや入れた部位によっても異なりますが、一般的には約3週間程度と言われています。
タトゥーは一生肌に残るものであり、強い痛みを耐えてせっかく入れたのですから、きちんと美しい状態で肌に定着させたいと思うのは当然だと思います。
そのため定着するまでの期間中は、紹介した禁止事項に注意しながら過ごしてください。
タトゥーの施術後は、忍耐と適切なケアが必要です。
自分のタトゥーを美しく保つために、注意事項を守りながら適切なアフターケアを行いましょう。
また、彫師さんからも特別な注意事項がある場合もありますので、それにもしっかりと従うようにしてください。
素晴らしいタトゥーと美しい仕上がりを手に入れるために、この情報が参考になれば幸いです。