麻酔クリームは皮膚表面の痛みを伴う行為に対して、痛みを大きく軽減してくれるとても便利なアイテムです。
その効力からタトゥーや刺青などに利用されることが多いですが、脱毛やピアス、ダーマペンなど幅広く活用されています。
しかし、その利便性とは別に日本国内でもよく活用されているAmazonなどでの入手は難しくなっています。
今回はこうした点から入手方法、脱毛と麻酔クリームの効果、そして注意点について詳しく伝えます。
TKTX麻酔クリームを長期にわたり愛用し、TKTXシリーズは全て体験済み。新シリーズが出るとすぐに使用して効果効能を把握する徹底ぶりは業界でも評判が高い。TKTXクリームの正しい使用方法を普及させ、痛くないタトゥーのトレンドを作った一人でもある。
目次
脱毛と麻酔クリームの相性は意外と良い?
脱毛というと、どうしても「痛み」という問題が避けて通れないものです。
特にレーザー脱毛やニードル脱毛は、痛みを伴うことが多いです。
こうした痛みに対する解決策として、多くの人が麻酔クリームに注目しています。
痛みを和らげるメカニズム
麻酔クリームは主に局所麻酔成分を含んでおり、皮膚表面に塗布することで痛みを和らげます。
一般的にはリドカインやベンゾカインなどの成分が使われています。
これらの成分は、皮膚の神経伝達を遮断し、痛みを感じにくくすることで痛みを軽減しています。
ただしアレルギーテストは必須
脱毛の際に麻酔クリームを使用する場合、必ず事前にアレルギーテスト(パッチテスト)を行いましょう。
テストがクリアであれば、安心して使用することができます。
もしテストで何らかの反応があれば、そのクリームは使用しないようにしてください。
麻酔クリームは、痛みに弱い人や敏感肌の人にとって、脱毛の敷居を大きく下げてくれるアイテムです。
しかし、使い方や選び方、そして副作用についての知識も必要です。
Amazonで麻酔クリームは購入できない
Amazonは便利なショッピングプラットフォームであり、多くの商品が手に入りますが、麻酔クリームに関しては事情が少し違います。
その主な理由は、多くの麻酔クリームが日本で医薬品として分類されているため、一般的な販売が認められていないからです。
※許可が必要
日本の規制と麻酔クリーム
日本では医薬品、特に麻酔クリームは厳しく規制されています。
局所麻酔剤として使われる成分は、使い方によっては体に影響を及ぼす可能性があるため、専門の医療機関での購入や使用が推奨されています。
こうした背景から、Amazonで脱毛などの強い痛みのある行為にも使える麻酔クリームは購入することができません。
Amazonでの麻酔クリームの購入は困難ですが、それでも安全に手に入れる方法は存在します。
特に脱毛やタトゥーを検討している方は、事前にしっかりとした情報収集と、安全な購入方法を選ぶことが重要です。
麻酔クリームの簡単入手は個人輸入代行
Amazonで麻酔クリームの購入が難しい場合、次に考えられる方法は個人輸入代行サービスの利用です。
これは、海外の商品を日本へ取り寄せる手段として有効ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。
個人輸入代行サービスとは
個人輸入代行サービスとは、日本国内で手に入らない商品を外国から購入する(輸入)際に、通常は煩雑な手続きは発生しますが、それらの作業を専門の業者が代わりに行って、購入・発送までを行ってくれるサービスです。
これにより、自分で海外のオンラインショップと取引をする手間が省けます。
信頼性のあるサービスを選ぶ
個人輸入代行の世界には様々なサービスが存在しますが、その中でも信頼性が高いと評価される業者を選ぶことが非常に重要です。
事前にレビューや評価をしっかり確認し、何か問題が起きた場合に対応してくれる信頼性のある業者を選びましょう。
法的な制限と承認
日本では医薬品の法的な制限も考慮に入れる必要があります。
特に、海外で販売されている麻酔クリームは、日本で承認されていない(未承認)場合が多いため、日本の法律に触れる可能性もありますので、注意が必要です。
ただ、未承認=違法というわけではなく、未承認でも個人で輸入する分には問題はありません。
※ただし違法な成分が入っているものは当然NGです
成分と品質の確認
海外の麻酔クリームは日本のものと成分や品質が異なる可能性があります。
特に、肌に直接塗る商品ですので、アレルギー反応などの健康リスクも考慮する必要がありますので、使用前に必ず成分を確認して、アレルギーテストも行ってください。
自分で行う個人輸入の場合、商品の品質に問題があった時の対応は、海外の言葉を利用する必要があるため難しいことも多いので注意が必要です。
安全な購入方法
海外からの個人輸入よりも安全な方法としては、医療機関での購入があります。
一部の皮膚科クリニックや脱毛サロンでは、麻酔クリームの販売または使用が可能な場合もあります。
一般の薬局やAmazonなどで買えないのは販売や配送に資格や許可が必要となるため、その資格を得ている場所でなら購入は可能です。
彫師のお墨付き!正しい麻酔クリームの使い方
麻酔クリームは塗るだけで効果が見込める便利なアイテムですが、それだけに使用には正確な知識と注意が必要です。
以下は彫師もおすすめする正しい麻酔クリームの使い方について詳しく解説します。
塗布量はどれくらい?
麻酔クリームの塗布量は重要な要素です。
塗る量が少なすぎると効果が十分に得られない可能性がありますが、逆に多すぎると副作用のリスクが高まります。
一般的には、目安として1平方センチメートルあたり1g程度が適量とされています。
※例としてTKTXの場合は通常10gなので、葉書やCDくらいのサイズに対応しています。
塗布時間は?
麻酔クリームが効果を発揮するまでには一定の時間が必要です。
塗布後、すぐにタトゥーを彫ったり、脱毛などを始めてしまうと麻酔効果が出ておらずに痛い想いをする可能性があります。
一般的には、クリームを塗布してから30分〜1時間ほど待つことが多いです。
塗布のタイミング
麻酔クリームは、施術前にしっかりと塗布する必要があります。
施術が始まってからでは遅く、効果が十分に発揮されない場合があります。また、皮膚に直接塗る際には、事前に肌を清潔にしておくことも重要です。
※効果が出てきたらしっかりと拭き取る事も重要
自分で塗る場合の注意
自分で麻酔クリームを塗る場合もありますが、その際は専門の指示に従ってください。
一般に、麻酔クリームは医薬品であるため、使用方法を間違えると副作用が出る可能性もあります。
具体的には、皮膚の発疹、痒み、炎症などが考えられます。
一言で言うと、麻酔クリームの使用は痛みを軽減する有効な手段ですが、正しく使用しないと逆効果になることもあります。
塗布量、塗布時間、そして専門の指示に従い、正しく使用してください。
以上のポイントをしっかりと押さえて、安全かつ効果的な麻酔クリームの使用を心掛けましょう。
彫師も痛みの軽減には麻酔クリームの使用を推奨している方もいますが、その使用方法には十分に注意が必要です。
麻酔クリーム使用時に気を付けるべき5つのリスク
麻酔クリームには痛みを和らげる効果がありますが、その使用にはリスクも伴います。
以下に、使用時に特に注意すべき5つのリスクについて詳しく解説します。
アレルギーリアクション
これは単純に皮膚に合わない場合もあります。
麻酔クリームが皮膚に合わないと、アレルギーリアクションが発生する可能性があります。
症状としては、かゆみ、赤み、発疹などが挙げられ、初めて使用する場合は必ずパッチテスト(小さい範囲でのアレルギーテスト)を行い、問題がないことを確認してから全体に塗布してください。
過度な使用
麻酔クリームの使用量や使用時間を過度にすると、痛みが完全になくなってしまう可能性があります。
その結果、施術中に肌に過度にダメージを与えることになる場合があります。
これは歯医者さんで抜歯などをする際に麻酔を利用した方は経験があるかもしれませんが、痛みがないためにほほなどを噛んでしまったりして、気づかずに傷を作ってしみ後で強い痛みがきたりと似たようなパターンです。
使用量と使用時間は製品の指示に従ってください。
不正確な使用方法
麻酔クリームには、一定時間後に洗い流す必要があるタイプも存在します。
※どちらかというとこちらのタイプが多い
そのため、製品の説明書や彫師からの指示をよく読み、正確な使用方法を確認してください。
医薬品との相互作用
麻酔クリームは医薬品なので、他の薬と併用する場合は相互作用が起きる可能性があります。
特に、血圧降下剤や抗不整脈薬、抗糖尿病薬などの使用者は、医師の指示を得てから使用するようにしてください。
費用(高品質なものは高価)
麻酔クリームにもさまざまな種類があり、価格も様々です。
高品質なものは効果が高い反面、費用も高くなる傾向にありますので、予算を考慮に入れて選ぶ必要があります。
以上の5つのリスクを理解し、適切な使用方法で麻酔クリームを使用することが重要です。
効果を最大限に発揮させつつ、リスクを最小限に抑えるためにも、この点には十分注意してください。
まとめ
麻酔クリームは、タトゥーや脱毛などでの痛みを軽減する効果がありますが、使用には慎重な配慮が必要です。
また、効果の強い麻酔クリームはAmazonや一般の薬局などでは購入ができないので、個人輸入代行などを利用するのがお勧めです。
ただし、定められたルールがあるため、事前にその内容はしっかりと把握しておく必要があります。
購入や使用方法、注意点などをしっかり理解して、痛みのない美容ライフを楽しみましょう。