タトゥーを彫る際には痛みが伴う場合が多く、痛みを軽減する方法として「麻酔クリーム」の使用を考えます。
ただ、初めてタトゥーを入れる方にとってタトゥーショップで麻酔クリームの利用が可能なのか?といった疑問を抱いている方も多いです。
この記事では、タトゥーショップと麻酔(麻酔クリーム)について伝えます。

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目次
タトゥーショップの彫師に麻酔クリームは塗ってもらえない
先に結論から言うと、基本的にタトゥーショップでは彫師に麻酔クリームを塗って貰うことはできません。
これは麻酔クリームを塗るといった行為が医療行為と取られるため、資格がない人物が第三者に塗ることが禁じられているからです。
また、タトゥーショップの彫師がそもそも麻酔クリームの使用を許可してない場合があります。
一部の彫師は、麻酔クリームがタトゥーのインクの定着に影響を与える可能性があると懸念しています。
これは特に色彩が鮮やかなデザインや、細かい線が多いデザインにおいて問題となることがあるようで、麻酔クリームに含まれる成分が皮膚の状態を変化させ、最終的な仕上がりに影響を与えることを嫌うためです。
ただ、彫師の中にも資格を持っている方もいて、顧客の快適性を第一に考えて、特に痛みに敏感な顧客や初めてタトゥーを入れる人向けに麻酔クリームのサービスを提供する方もいます。
このような場合、通常は追加料金が発生することが一般的ですが、提供される麻酔クリームは多くの場合、専門の製品であり一般的な麻酔クリームとは異なる場合があります。
麻酔クリーム使用において重要なのは、タトゥーショップへ事前に確認することです。
具体的には、予約の際や事前のカウンセリングで、麻酔クリームの使用について明確に確認しておきましょう。
それによって、当日に余計なストレスを感じることなく、快適なタトゥー体験が可能となります。
しかし、自分が希望するタトゥーショップの彫師が麻酔クリームを塗れない場合はどうしたらよいのか?
麻酔クリームを自分で塗るのは可能
麻酔クリームを塗るには医師の資格が必要ですが、それは第三者へのものであり自分に塗る分には問題ありません。
実際にタトゥーを入れる際の痛みを和らげる目的で麻酔クリームを自分で塗ってタトゥーショップで彫ってもらうケースも少なくありません。
しかし、その際に注意すべきポイントがいくつか存在します。
まず最初に考慮すべきは、皮膚にアレルギー反応を引き起こす可能性です。
特に敏感肌の人やアレルギー体質の人は、このリスクが高いと言えます。
そのため、使用前には小さな範囲でパッチテストを行うことが推奨されています。
-パッチテストの方法-
テストの方法は手の甲や内腕などに少量のクリームを塗り、数時間~1日様子を見る、これだけです。
赤み、かゆみ、腫れなどの症状が出た場合は使用しないようにしましょう。
自分で麻酔クリームを塗る場合は、事前に彫師やタトゥーショップにその旨を伝え、指導を仰ぐのが最も安全です。
彫師は多くのケースで麻酔クリームの適正な使用方法を知っていますので、そのアドバイスは非常に有用です。
タトゥーショップで麻酔クリームの購入はできない
麻酔クリームの使用については判明しましたが、ではその麻酔クリームはどこで入手できるのか?
実はタトゥーショップでの購入は基本的にできません。
これは麻酔クリームが医薬品に該当するものであるため、第三者に塗るといった医療行為以外にも、資格がないものによる販売が禁止されているためです。
ではどうすればよいのか?
これは資格を持っているタトゥーショップであれば問題がないですが、こちらも麻酔クリームを塗るのと同じで、自分で手に入れれば良いのです。
しかし、ここにも気を付けるべき点があり、タトゥーを彫るなどの強い痛みを抑えるような麻酔クリームは薬局を始め、楽天やAmazonなどの通販で手に入れることはできません。
薬局等で市販品が買えない麻酔クリームの入手方法
では麻酔クリームはどこで手に入れれば良いのか?
この方法としては海外からの個人輸入を自分で行うことです。
しかしこの点でも問題があり、外国の言葉を話せない読めない人にとって、海外の知らないショップから自分で目当てのものを探し出して購入するのは非常にハードルが高いです。
さらに、輸入の際には様々な手続きが必要なためかなりの面倒が伴います。
けれど、そうした面倒を解決する方法があります。
その方法とは「個人輸入代行」のサービスを利用すること。
このサービスを利用することで楽天などのネットショップを利用するのと同じ手軽さで目当ての商品を取り寄せることが可能となります。
ただし、このサービスを選択する場合に信用できる業者を選択する必要があるのでそれについては下記の記事を参考にしてください。
麻酔クリーム使用時に気を付けるべきこと
麻酔クリームを使ってタトゥーの痛みを軽減させることは可能ですが、いくつか注意点があります。
最も重要なのが「使用量」で、説明書や彫師の指示に従って、適量を確実に守りましょう。
麻酔クリームは多く塗りすぎると、麻酔成分が過剰に皮膚に浸透し、体調不良を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
また、塗布後に塗布部分にラップを巻いて成分を浸透させる必要がありますが、一部の麻酔クリームは、密閉すると効果が高まるものもありますが、過剰に密閉すると有害な影響が出ることもあります。
さらに、麻酔クリームを塗るタイミングも重要で、一般的には塗布から30分〜1時間程度で効果が出始める製品が多いです。
そのため、塗布した時間を考慮して彫師とのスケジュールを調整することが必要となってきます。
忘れてはならないのが、麻酔クリームの使用後は必ずクリームを洗い流すように心掛けましょう。
これも、説明書や彫師からの指示に厳密に従ってください。
特に、タトゥーが完成した後にも麻酔成分が皮膚に残っていると、回復過程に悪影響を与える可能性があります。
使用する麻酔クリームが特に強力な場合や、長時間にわたるタトゥー施術が予定されている場合は、医師の診断も受けることをおすすめします。
以上のように、麻酔クリーム使用時には使用量から成分、使用後のケアまで、多くの点で注意が必要です。
これらを守ることで、タトゥー施術をより安全かつ快適に進めることができます。
まとめ
タトゥーショップと麻酔クリームに関して話しましたが、気を付けるべき5つの点は次の通り。
ショップによる麻酔クリームの取扱い
タトゥーショップや彫師によっては、麻酔クリームの塗布を行わない(できない)場合もあります。
ショップで麻酔クリームの購入
タトゥーショップで購入できる場合もあれば、取り扱っていない店もあります。
薬局など市販品で売られていない
麻酔クリームは一般的に薬局やオンラインショップで購入不可です。
購入できるタイプのものはごくごく弱い効果のものでタトゥーに適しているわけではありません。
麻酔クリームを自分で塗る場合の注意点
皮膚へのアレルギー反応等に考慮して使用する必要があり、パッチテストを行ってから本格的に使用することが推奨されます。
麻酔クリーム使用時の注意点
使用量と塗布方法には注意が必要で、過剰に使用すると健康リスクが高まる可能性があります。
また、使用後はクリームをしっかり洗い流してください。
これから初めてタトゥーを考えている方にとって、これらのポイントは非常に重要です。
正確な知識と適切な使用法でタトゥーの施術とその後のケアをより安全かつ快適に行えるように参考にしてください。