タトゥーや刺青を入れても献血できる?いつから可能?6か月基準と注意点

タトゥーや刺青を入れても献血できる?いつから可能?6か月基準と注意点

「タトゥーがあると献血できない?」「刺青を入れてから何か月空ければいい?」「ワンポイントやアートメイクも同じ?」と疑問に思う方は少なくありません。

日本赤十字社の現在の案内では、タトゥー・刺青を入れてから6か月以内は献血を控えることになっています。
6か月を過ぎれば必ず献血できるという意味ではなく、当日の健診医師による総合判断が必要です。

一度タトゥーを入れたら一生献血できない、という制度ではありません。
この記事では、6か月という期間の意味、アートメイクや小さなタトゥーの扱い、追加の施術をした場合、献血前に確認したいことを、日本赤十字社の情報をもとに整理します。

タトゥーがあっても献血できる?目安は施術後6か月

最初に知りたいのは、いつから献血を検討できるかという点でしょう。

日本赤十字社の「献血をご遠慮いただく場合」では、6か月以内にいれずみを入れた方は献血を控えると案内されています。

まず、ご自身が最後に針を使って施術を受けた日を確認しておきましょう。
数年前に入れたタトゥーがあっても、最近色の入れ直しをしている場合は、その情報も申告する必要があります。

大阪府赤十字血液センターのFAQでも、タトゥーや刺青を入れた場合は「少なくとも6か月間」、それ以降は医師の判断で献血への協力をお願いすると説明しています。

経過期間ごとの考え方

  • 施術から6か月未満:現在の国内基準では、献血を控える期間です。
  • 6か月以上経過:タトゥーを入れたことだけで永久に献血できなくなるわけではありません。
    問診・健診によって可否が判断されます。
  • 施術後に感染や皮膚の異常がある:6か月という期間だけで判断せず、状態と治療状況を申告してください。

6か月は「必ず献血できる日」を約束する期間ではなく、献血を控える必要がある期間の基準です。
迷った場合は、献血会場や血液センターへ施術日と現在の状態を伝えましょう。

「6か月後」はいつ?日付の考え方

たとえば2026年5月10日にタトゥーを入れた場合、同年11月10日頃が「6か月経過」を考える目安です。
ただし、その日に必ず献血できるという意味ではありません。

「6か月」を単純に180日と置き換えると、暦によってずれる場合があります。
ぎりぎりの日付で予定を立てる場合は、施術日を伝えて献血会場に確認しましょう。

タトゥー・刺青の施術後6か月以内は献血を控え、経過後も献血会場で確認する目安

小さなワンポイント・黒一色でも同じ?

手首や指などの小さなワンポイントであっても、針などで皮膚に色素を入れたタトゥーであれば、見た目の大きさだけを理由に6か月の基準が免除されるとは案内されていません。

「大きな刺青はだめだが、小さいタトゥーならすぐ献血できる」という判断は避けましょう。
色が薄い、黒一色、衣服で見えないといった事情も、経過期間の代わりにはなりません。

献血を申し込む際は、タトゥーの有無よりも、いつ・どのような施術を受けたかを正確に伝えることが大切です。

なぜ6か月空ける?「タトゥーがある=感染している」ではない

タトゥーの施術では、針を使って皮膚に色素を入れます。
使用器具の衛生管理などが不十分な場合、血液を介した感染症のリスクが生じる可能性があります。

日本赤十字社は、6か月以内にいれずみを入れた方について、肝炎などのウイルス感染の可能性を否定できないため献血を控えるよう案内しています。

これは、タトゥーを入れた方が感染していると決めつけるルールではありません。
輸血を受ける方の安全を守るための予防的な基準です。

清潔なスタジオで入れたタトゥーなら例外?

「使い捨ての針だった」「衛生管理が整ったスタジオで施術した」という場合でも、国内の日本赤十字社の案内には、スタジオの衛生状態によって6か月の待機期間を短縮できるという規定は示されていません。

衛生管理が重要であることと、献血時に定められた基準を満たすことは別の話です。
施術の状況が良好だったという理由だけで、待機期間を短縮できると自己判断しないでください。

見た目が治っていれば、すぐ献血できる?

かさぶたや赤みがなくなり、表面の皮膚が落ち着いて見えても、献血の6か月基準とは別の話です。

皮膚の治癒と、献血における感染症リスクの評価は同一ではありません。
施術後の見た目だけで献血できる時期を短縮しないようにしましょう。

「採血した血液を検査するのだから、事前申告は不要では?」という疑問もありますが、日本赤十字社は問診項目に正確に答えることを献血前の注意事項として明示しています。
検査が行われることを理由に、申告を省略することはできません。

一方で、6か月を過ぎた時点でも、皮膚の異常や体調不良が続いていれば、献血以外の健康上の確認が必要な場合があります。
タトゥー後の皮膚をケアする際は、タトゥー後の保湿・アフターケアの考え方も参考にしてください。

タトゥーの施術後6か月以内、傷の状態や赤み・腫れなど、献血前に見送りや確認が必要な状況

アートメイク・リタッチ・タトゥーシールはどうなる?

同じ「タトゥー」に関連する言葉でも、皮膚に針を入れる施術なのか、表面に色やシールを載せるものなのかによって状況が違います。

眉・アイライン・唇のアートメイク

大阪府赤十字血液センターでは「タトゥー(いれずみ)、アートメイクを入れたのですが献血できますか?」という質問に対し、少なくとも6か月間は献血を控える旨を案内しています。

したがって、眉のアートメイクだから、医療機関で施術したから、という理由だけで例外扱いになるとは考えないでください。

施術日・施術部位・追加施術の有無を申告し、最新の献血基準を確認することが重要です。

タトゥーの追加彫り・色の入れ直し・リタッチ

以前からあるタトゥーに、線や色を追加したり、もう一度針を使って色素を入れたりする場合があります。

このとき「最初にタトゥーを入れたのは数年前」という情報だけでは、直近の施術を正しく伝えられません。

追加彫りやリタッチを受けた場合は、最も新しく針を使った施術日も必ず伝えてください。
どの日を基準にするかは、献血会場の判断を確認しましょう。

タトゥーシール・ヘナ・ジャグアなど

肌の表面に貼るタトゥーシールや、皮膚表面を着色するタイプのボディアートは、針を使って皮膚に色素を入れるタトゥーとは仕組みが異なります。

ただし、これらの製品でもかぶれ、傷、炎症などが起きることがあります。
「針を使わないから、どんな状態でも献血できる」と断定することはできません。

種類の違いは消えるタトゥー・ジャグア・ヘナ・タトゥーシールの比較でも紹介しています。
献血を希望する場合は、使用した製品と皮膚の状態を問診時に伝えてください。

6か月を過ぎたら献血前に何を確認する?

タトゥーの待機期間を過ぎても、献血の可否にはほかの条件が関わります。

日本赤十字社では、当日の体調、服薬、予防接種、最近の治療、海外渡航歴など、複数の事項を確認します。
献血の種類によって年齢・体重などの基準も異なります。

そのため、「6か月経った」という一点だけでなく、当日の全体的な条件を確認することが大切です。

献血会場で伝えたいこと

献血の受付では、日付だけでなく複数の確認事項があります。
忘れやすい内容を、訪問前に整理しておくとスムーズです。

  • 最後に施術した日:最初の施術だけでなく追加彫り・アートメイクのリタッチも含めて整理する
  • 施術の種類:タトゥー、刺青、アートメイクなど
  • 現在の皮膚の状態:赤み、腫れ、傷、炎症、治療中の症状などがないか
  • その他の健康情報:体調、治療、服薬、予防接種、海外渡航など

正確な施術日を思い出せない場合は、施術時の予約記録やメッセージなどを確認する方法があります。

日付が不確かなまま自己判断せず、分かる範囲の状況を献血会場へ伝えましょう。

6か月経過後も献血できない場合は?

タトゥーの待機期間を過ぎた後でも、当日の発熱や体調不良、治療・服薬の内容などによって、献血をご遠慮いただく場合があります。
「タトゥーの待機期間が終わった」ことと「今日献血できる」ことは分けて考えましょう。

献血時には問診や健康状態の確認が行われます。
判断に必要な情報は隠さず伝え、確認が必要なときはスタッフに相談してください。

日本赤十字社の献血いただく前にでも、体調や問診への正確な回答が求められています。

献血前に確認したい施術日、皮膚の状態、問診時の正確な申告の3つのポイント

古い資料に「1年」と書かれている場合

インターネット上には、タトゥー後の献血を「1年間控える」と記載した古い資料も残っています。

一方、現在公開されている日本赤十字社の公式ページでは「6か月以内にいれずみを入れた方」が献血をご遠慮いただく対象として案内されています。

献血基準は時期によって変更されることがあるため、古い記事の数字だけで判断せず、献血を予定している時点の日本赤十字社の案内を確認してください。

冬から春に献血を考えている方へ

厚生労働省などは、献血者が減少しやすい冬の時期に「はたちの献血」キャンペーンを毎年1月から2月に実施しています。

成人式や新年の予定をきっかけに献血へ関心を持つ方もいるでしょう。
タトゥーを入れた経験がある場合は、事前に最後の施術日と献血基準を確認しておくと、当日の予定を立てやすくなります。

ただし、キャンペーン期間であっても献血の基準が緩和されるわけではありません。
施術から6か月未満なら献血を控え、6か月経過後も申告・問診・医師の判断に従ってください。

タトゥーと献血に関するよくある質問

Q

タトゥーがある人は一生献血できませんか?
A

一生できないという意味ではありません。日本赤十字社は施術後6か月以内の献血を控えるよう案内しています。6か月を過ぎた後は、ほかの条件も含めて当日の医師が判断します。

Q

タトゥーを入れてから何か月後に献血できますか?
A

現在の国内基準では少なくとも6か月間は献血を控えます。ただし6か月経過が献血可能の保証ではありません。施術日と健康状態を申告して確認してください。

Q

ワンポイントの小さなタトゥーでも6か月必要ですか?
A

大きさだけを理由とする例外は公式案内で示されていません。小さなタトゥーでも施術歴を申告し、同じように献血基準を確認してください。

Q

眉や唇のアートメイクをした人も献血を控えますか?
A

赤十字血液センターのFAQでは、アートメイクについても施術後少なくとも6か月間は献血を控える旨が案内されています。施術日・施術内容を伝えて確認してください。

Q

タトゥーのリタッチをした場合、いつから数えますか?
A

最初に入れた日だけでなく、直近に針を使った追加施術の日付も正確に伝えましょう。期間の扱いは献血会場で確認してください。

Q

タトゥーシールやジャグアでも献血できなくなりますか?
A

針を使うタトゥーとは異なりますが、使用製品や皮膚の状態によって確認が必要な場合があります。かぶれや傷がある場合を含め、問診時に状況を伝えましょう。

Q

献血基準は今後変わることがありますか?
A

変更される可能性があります。献血の前には日本赤十字社の最新の基準と当日の問診に従ってください。

まとめ|タトゥー後の献血は「6か月」と当日の判断を確認

タトゥーや刺青を入れたら一生献血できないというわけではありません。
日本赤十字社の現在の基準では、施術後6か月以内は献血を控え、経過後は問診・医師の判断によって献血を検討できます。

小さなワンポイント、アートメイク、追加彫りなども、見た目や名称だけで自己判断せず、最後の施術日と内容を正確に伝えることが大切です。

冬から春にかけて献血を考えている方も、最新基準を先に確認し、無理のない日程で予定を立てましょう。

KODAI イメージ
内容確認 KODAI 【TKTXサポート】

タトゥーに関する実務経験と知識、TKTXに関する商品情報・お問い合わせ対応の経験をもとに、記事内容の実務面と分かりやすさを確認しています。


参考・確認先

資料確認日:2026年11月2日。記事は日本赤十字社の公表基準に基づく一般的な説明です。個別の献血可否を保証するものではなく、最終的な判断は献血会場の健診医師が行います。